部屋の種類~失敗しない間取りの基礎~

部屋の種類~失敗しない間取りの基礎~

 

さまざまな部屋の種類がありますが、一般的に、住宅に必要な部屋の種類は、何でしょうか?

筆者が考えるに、それは最低限、住んでいる人数分の居室と、収納スペース、サニタリースペース(水周り)とキッチン、そして玄関が、要求される部屋であります。
一人暮らしの間借りで考えてみると、必要要素の確保された最小単位1ルームです。

1ルームは、南向きにリビングがあり、北側に玄関とユニットバス、廊下、ミニキッチンがある形式の間取りです。
1ルームは、一人用の部屋なので、一人分の居室があればことたりるのです。
これが、一家の家では、どうなるでしょうか?

たとえば、2人子供と2人の祖父祖母のいる夫婦の一軒屋を例にとって見ると、まず子供部屋がそれぞれひとつずつ、子供の居室としてあります。

そして、老夫婦の2人用の居室が、ひとつあります。
そのうえに、2人用の寝室が、ひとつあります。
これらに、サニタリースペースとダイニングキッチンがあれば、ことたりるのです。

しかし、これだけでは、なにか物足りません。
最近では、リビングダイニングキッチンというのが、普及してきていますが、居間というものが、家族の団欒のために、必要になってきます。

人数分の居室だけではなく、家族の皆が集える、共通の居室が必要になってくるということです。
また、この例のように、2組以上の家族単位が同居する場合、2つの生活ゾーンを分離させて、水周りやキッチンを2つ付けるという方法も、予算に応じて、考えられるべきことです。

つまり、部屋の種類と数は、住む人の種類と数によって、決まってくるのです。

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