軽量鉄骨造り

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軽量鉄骨というのは、
厚さ6mm以下の薄板を用いて、
曲がりにくい形をした断面の
鋼材として、柱や梁に使う工法です。

薄板なので、冷間加工して部材を
工場で生産します。
不燃材料で材料の精度を上げられ、
工場生産に適しているなどの特徴があります。

薄板部材の長所は、
断面積に比して曲げに強いことですが、
局部座屈や捩れに弱いのが短所です。
現場での溶接は行わず、
ボルト接合で部材を留めます。

壁軸組みは、リップ溝鋼を外枠として、
上下を横架材にボルト接合され、
引っ張り筋交いとしてプレースを
入れたものが耐力壁として働きます。

構造としては、ラーメン構造ではなく、
軸組みで荷重を支える構造です。
木造と異なり、構造計算による安全性の
確認がが必要ですが、
軸組みで外力に耐えるという考え方は
木造と同じです。

木造の構造における木材を、軽量鉄骨に
置き換えた形になっているものが多いです。
しかし、壁材は、室内側は、
下地パネルを取り付けた上に、
プラスターボードをネジ止めします。

外側は、断熱材を付けてある
サイディングなどの乾式外壁を取り付けます。
このため、全て不燃材料で作られるので、
耐火建築物が築造できます。

断熱は、下地の中にロックウールを
入れることが可能ですが、
軽量鉄骨の部材自体が
ヒートブリッジになってしまうので、
断熱には配慮が必要です。

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