退職時の残債について

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住宅ローンを利用する際に心配になることは
自分が仕事を退職する頃には
返済が終了しているのかどうかという事だと思います。

実際に住宅ローンを35年で借入することを考えると、
定年が60歳の企業の場合、
25歳で返歳をスタートしなければなりません。

しかし、住宅やマンションを購入しようと考えるほとんどの方が
30代から40代が中心になっています。
結果、長期のローンを組んでしまうと
退職時に返済が終了していない可能性が高くなります。

そんな状態に陥らないようにする方法があります。
それは、長期返済期間の間に、
繰り上げ返済を行う方法です。
具体的な例を挙げますと、
3500万円の借入を利用した場合で、
10年ごとに300万円の繰り上げ返済を2回行った場合、
約6年間程度、返済期間を短くすることが可能です。
利用するローンの金利が約1.5%~2.0%程度の場合ですが、
返済期間が短縮できますので、
利息でいうと約250万円程度軽減できる試算です。

300万円の繰り上げ返済と聞くと、
貯蓄することが大変だと思うかもしれません。
しかし、10年間で300万円ですので
年間30万円、月々25,000円の貯蓄で可能なのです。
一日当たりに換算すると850円程度
何か家計で節約できる部分があれば
すぐにでも可能な額ではないでしょうか。

このようなローンのシミュレーションは、
インターネット環境があれば
フリーのソフトを利用してだれでも計算可能です。
60歳の時点での残債が判れば、
退職金での返済の目安もわかりますし、
それまでの貯蓄額の目安にもなりますので、
ぜひ、試算して頂ければと思います。

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