部屋の相互位置

次に、部屋の相互位置についてですが、
まず生活動線というものを考えます。
動線とは、人の可能な足取りの線
ということです。住んでいる人々が、
歩く行動の足跡です。

ですから、まず玄関から
考えねばなりません。
せっかく、いい部屋の相互位置にしても、
玄関があっち向いていては、
その家屋に入るのに苦労するからです。

玄関は、道路に面している方向がいいです。
遠くても道路から見て側面までに
留めておくのが原則です。
道路の反対側に玄関を持っていくのは
入りにくいので、やめましょう。
玄関の方向を決めたら、
その家屋の北と南を廊下で区切ります。
この区分けのことを、ゾーニングと言います。

一般的に北側にサニタリーとキッチンを持って行き、
南側に住人の居室を持って行きます。
南向きの部屋の方が、採光がいいのと、
施工上、上下水道を使用する箇所は、
近い方がいいからです。

したがって、北側の水周りゾーンの奥行きは、
それほど大きく取らなくてよく、
南側の居室ゾーンの奥行きの方が大きくなります。
そのうえで、玄関から廊下を通過点とする
動線計画を考えていきます。

客間は南側の玄関に近い方がいいとか、
便所は客間に近い方がいいとか、
リビングとキッチンは近い方がいいとか、
施工者の好みと必要によって、
いろいろ創意を凝らして
考えていけばいいのです。

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