では、間取りとは、何でしょうか?
Wikipediaによると
「完成した建築物の内部における部屋や区画の配置」
とあります。
部屋や区画は、間仕切壁で仕切られています。
したがって、部屋の配置は、
壁の配置でもあります。
壁には、間仕切壁と耐力壁があり、
日本の建築基準法では、木造の場合、
耐力壁になる軸組の長さが、
建築面積の広さと軸組の強度によって、
決定されることになっています。
ですので、部屋の間取りを、
何のさまたげもなく自由に決めることは、
できません。
また、梁のせい(高さ方向の太さ)にもよりますが、
梁の長さにも制限があり、なんの支えもなく、
無限に、梁を飛ばすことが出来ないので、
部屋の広さも限界があるということを、
知っておかねばなりません。
これは、木造だけでなく、
鉄骨造りや鉄筋コンクリート造りでも同様で、
一般の住宅に使われる建築材料は限られているので、
大型スポーツ施設のように、
広い空間を住宅に作ろうとしても、難しいです。
ですから、われわれ素人は、
変に奇抜な家を造って奇を衒うよりも、
いかに自分が住みよい家を作るかに重点を置き、
一般的な間取りを考えることが重要です。
そうすれば、おのずとだだっ広い部屋も
要らなくなってくるものです。