固定金利型住宅ローンとその失敗例
住宅ローンを利用する際はやはり金利が気になりますよね。金利が低いローンを利用したいとみなさん思っているはずです。
それは当然のことだと思います。利息の負担ほど大きなものはありません。そんなときに陥りやすい失敗例として、短期間の当初固定金利型住宅ローンを利用するケースです。
当初はやすい金利で利用できる固定金利型のローンは当初の固定金利期間が終了すると変動金利に切り替わります。その時期に忘れずに手続きを行うことで再度固定金利を選択できる場合もありますが、失念するとリスクが高い変動金利へと切り替わってしまいます。
そうなると返済額がアップしますし半年ごとに金利が変動しますので、リスクが高くなってしまいます。住宅ローンを利用する際は借りたら借りっぱなしではなく、定期的に状況をチェックすることが必要になります。金利は変動します。誰にも予測はできません。しかし、そのリスクに備えることはできます。
たとえば、当初固定金利型の商品を選択した場合、金利の切り替えの時期に繰り上げ返済する為、当初の安い金利の間に貯蓄をおこなうことも有効です。将来金利が上昇しても繰り上げ返済をすることで借り入れ期間を短くすることが可能になります。どんどん利息を軽減するチャンスになりますので有効活用して頂ければと思います。
住宅ローンで注意が必要な点は、今だけの金利をみて判断するのではなく自分自身の収入や貯蓄計画とをあわせて検討していくことです。新居での楽しい生活を送るためには、しっかりとした計画をたててから、ローンの実行をしていただければと思います。